(有)設計工房イズム 家族の健康と安全を守る自然素材を使った木の家「育み(はぐくみ)の家」

九州宮崎県で外断熱の地中熱活用住宅と自然素材住宅、木の家を手がける小さな工務店。

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HOME > 「地熱活用住宅」とは? > 伝導型「地熱活用住宅」とは?

「地熱活用住宅」とは? 

伝導型「地熱活用住宅」とは? 2006年11月18日

ekoma-ku.jpg

地球上のどの部分にも公平に、しかも永久的に降りそそぐ、
究極のエネルギー「太陽エネルギー」を地中に「地熱」として蓄えた
物を住宅に利用できれば…


「地熱活用住宅」・エコシステムの原理・原則は、複雑ではないのですが、
それを技術的に応用する工法や理論は非常に難しいところがあり、
ネット上だけでの説明では分かりづらいのではないかと思います。

私たち技術者でも、3日間の理論及び技術講習、そして実際の工事現場を見学してきても
分かりづらいところがあったくらいです。

ですからここでは、「なぜ地熱住宅なのか?」と「地熱住宅の基本的な考え方」だけでも
分かって頂ければと思います。

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< 地熱活用住宅は、(財)建築環境・省エネルギー機構が2年に一回開催するコンクールで、住宅金融公庫総裁賞を受賞致しております >



「なぜ地熱住宅なのか?」

家は、丈夫さとかデザインが優れているの他に、
「住みやすさ」も大事な要素だと思います。

住みやすさは、「心地よさ」・「使い良さ」・「暮らしやすさ」というような数値では、
評価できない部分の満足度が高くなければなりません。

その満足度を高めるために、イズムでは、
光や風の通りを考えたプランニングに始まり、工法や施工の工夫、
使用材料の選定など、より良いものへの改善に常に取り組んでいます。

そんな中、宮崎のような暖かいところでも、
12月から2月の寒い時期は、朝、フトンから起きるのが大変ですよねぇ。
子供達とかは、特に起きてきません。
また、冷え切ったトイレや脱衣場などは、ヒートショックによる
家庭内事故の一番多いところでもあります。

逆に、真夏の昼に家に帰ってからは、窓を明けて廻らなければ
とてもじゃないけどいられませんし、
夜は、熱帯夜で暑くて寝付けないし、かといってクーラーをかけて寝ると
寒くてフトンをかぶって、しまいには風邪をひいてします。

まず、この温熱環境を改善しなければ、「住みやすい」家には程遠いなと思いました!

そして、化石燃料を極力使わない、暖冷房に頼らなくても快適な家!
そういう家は、できないものかと考え始めました。

私なりに、業界の専門書やネットそして設計仲間などから情報を集めていくうちに、
徐々に、色々な工法があるのが分かってきました。

殆んどのところが、良い所しか取り上げてないし、
住んでいるお客様の生の声も見えてこないのです。

断熱材は、何を使って工法はどうなのか?
一番大事な、計画換気はどうなっているの?
20年後でも性能は変らないのか?
メンテの心配も要らないのか?

そうやって調べている中で、伝導型「地熱活用住宅」のことを知りました。

地面の熱を利用して、「夏の暑さを冬の暖かさに、冬の寒さを夏の涼しさに活かす」
これには、興味をひかれました。

しかしその頃は、外断熱の高気密には少し抵抗がありました。
よほど、計画換気がしっかりとなされてないと、
湿気がこもり家にはマイナスだと考えていたからです。

ただ、地熱の仕組みは知ってても良いなぁと思い、
千葉県の玉川住宅総合研究所でありました、説明会に思い切って参加いたしました。

説明会から帰って、様々な比較・検討を行いました。

実際のの効果は得られるのか
他社と比較してどうなのか
地熱住宅のデメリットは何か
地熱住宅で、お客様はどんなメリットがあるのか…

そして、私たちが出した結論は、

「地熱住宅は、エコで安定した温熱環境を、
永久的に与えてくれる、考えていた以上に素晴らしい住宅である」
でした。

それからまもなくでした。

千葉の玉川住宅総合研究所で、地熱住宅の導入のための技術研修を受けておりました。
(研修の様子は、サイトメニューの「研修行ってきました」をご覧下さい)

地熱住宅にも、種類があります。
地中に、配管を埋設しオイルとかを循環させて、
地中の温度を汲み上げるような工法もありますが、
私は、配管を埋設するコスト、地中に埋設配管してある物の
長期での耐久性と、地熱の効率化を考えた時に、どうなんだろうと考え…

今、私たちが推し進めている、
外断熱・高気密の伝導型「地熱活用住宅」を選びました。


◆私たちの造る住まいは、床下や屋根裏そして壁の中までが暖かい。
◆私たちの造る住まいは、床下と室内とは同じ環境です。
◆私たちの造る住まいは、部屋の温度が一定温度より下がらない。



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□地熱の源は、太陽エネルギー

「地熱活用住宅」でいうところの「地熱」は、太陽熱エネルギーが地中に蓄えられた熱です。


□冬の地中温度は夏に蓄えたものを、夏の地中温度は冬に冷えたものを…

夏の高温での日射熱は地中に蓄えられ、
夏の終わり頃には、床下の地中温度はだんだん上がってきます。
夏に蓄えたその温度を冬になって利用するのです。

データーでは、地熱は初春くらいまでは保たれていることが分かっています。

夏は、全くその逆で、冬に徐々に冷えてきた地中温度を夏に利用するのです。


□床下も「室内」

一般の住宅は、床下換気口があるので、
冬になれば床下は外気がそのまま入るので、床下の温度が下がり、
床そのものも冷たくなり床暖房など光熱費を使って暖めていました。

地熱住宅では、建物下の地熱を冷やさないために、
床下も部屋の空間と考え、基礎も外断熱を施工します。

当然、普通の床下換気口はありませんというより、必要ないのです。

部屋の1部と考えていますから、部屋と一体となった
「エコシステム」独自の計画換気が行われています。

ですから湿気がこもるなどの心配も一切ありませんし、
バリアヘルスコート(液状活性触媒炭)を使用していますので、
防蟻対策も当然ながらマイナスイオン効果も床下から壁の中を通って
家の中全てが満たされています!


□建物は、「外断熱・高気密」

外気の影響を受けずに、地熱を利用しての室内温熱環境を実現するため、
「外断熱」かつ「高気密」にしなければなりません。

当然、基礎の土中に埋まっている部分まで断熱いたします。

また断熱に弱い窓などの開口部は、断熱サッシや二重サッシにする必要があります。


<地熱利用の効果>

これは、冬の間暖房しないで生活された方の室内温度測定記録です。
日中は、太陽の光が家の中に入るので、
そういう意味では熱源はゼロではありません。

自然エネルギーだけを利用しても、
床下の基礎表面温度は15℃前後です。
外気温に比べて温度が低下していない事が分かります。
これが地熱利用の効果です。

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(これは、千葉県のデーターですので、宮崎では温度の上昇が予想されます)

しかし、残念な事ですが、この効果は土地の条件によって変ります。
日当たりが良いか悪いかによって変化するのです。
上のグラフを測定して頂いたI邸は、日当たりが良い方でした。
ですから暖房を全く使用しなくても生活できたのです。

ところが、日当たりの悪い場所では「補助暖房」が必要になります。
冬の間、だいたい20℃の温度設定でエアコンまたは蓄熱式暖房機(深夜電力利用)を24時間稼動して頂いているところもあります。
(夏に関しましては、冷やす方ですから日当たりは関係ありません)

24時間も暖房機を動かしたら大変な電気代がかかるのでは??
と心配になられますよね。

確かに冷暖房機に電気代はかかります。
冬場はエアコンの暖房運転、夏場はエアコンの除湿運転で、
24時間稼動して頂くのが望ましいのです。

しかし、安心して下さい!
高断熱(外断熱)・高気密住宅では、想像しているほどの電気代はかかりません。
実際に、地熱住宅のお住まいの方の電気使用量をご覧下さい。


<地熱住宅の消費電力量>

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冷暖房にかかる消費電力を正確に測定するため、
エアコン(冷暖房)用に専用の電気メーターを設置させて頂き測定した結果です。

年間の消費電力は「1560,1kwh」です。
電気料換算すると、1年間で34,322円程度です。(1kwh=22円での計算)

夏と冬にエアコンを24時間稼動しつづけ、
それで家全体(居間だけではないですよ!)をほぼ同じ温度にする(全館冷暖房と同じです)ための冷暖房費用は、年間でたった3万五千円程度です。

※日当たりの良い土地でしたら、もっと暖房費が削減できますね。これが「地熱活用住宅」です。


※知名度としては「OMソーラーハウス」の方がありますので、名前を聞かれた事があると思います。
どんな風に違うのとよく尋ねられることがあるのですが、
同じエコハウス研究会の仲間で兵庫県の「池田住宅建設」さんが、
導入にあたりOMソーラーハウスさんの講習にも参加されて、
その結果地熱の導入を決意された時のことを、小冊子にまとめておられます。
興味がある方は池田住宅建設さんのホームページをご覧になるのも良いかもしれません。
(当ホームページのサイトメニューのリンク集より、見られます)


設計工房イズムの取り組む『地中熱活用住宅』の資料をお送りしています。

地熱利用って何ですか?
地熱住宅は理論や理屈があってややこしいところもありますが、
実際に私が研修に出かけ、研究所の方とお話しする中で理解した
地熱住宅の仕組みをご説明する資料をご用意しています。

ご希望の方は下のフォームに必要事項を記入の上お申し込み下さい。


<地熱住宅資料『地熱利用ってなんですか?』のお申し込みフォーム>


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